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シャクナゲについて

日本では古くから日本列島の深い山中に、シャクナゲが存在することが一部の人々に知られていましたが、園芸知識の不足から、ただ深山幽谷にのみ咲く神秘的な花として、長年語られるにすぎませんでした。


今は多くの種類が存在し、これらの原種は内外の原種や園芸種と共に、盛んに栽培されるようになりました。
英国では、古くから園芸が盛んであり、特に19世紀~20世紀初めにかけて、英国の植物採集家が異国の植物を集めましたが、その中でも主要な地位を占めたのが、シャクナゲでした。


その花や葉、樹形の美しさから人々の心をとらえ、英国は

シャクナゲ園芸の本拠地となっていったのです。
やがてシャクナゲ園芸は、英国からヨーロッパに広がり海をわたってアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・日本などに普及していったのです。

シャクナゲの育て方

植え場所

夏の西日を避けられる場所が最適です。盛夏の日中の直射光は葉焼けを起こし、用土も水はけが良いため乾燥しやすくなります。

庭植えの場合

植え場所をよく耕し、鹿沼土とボラ土(1:1)ですき込み深植えにならないように植えます。深植えすると過湿になり、根腐れの原因になるので注意して下さい。
植え付け後は土が乾燥しないよう適時水をあげます。

鉢植えの場合

鉢は小さめにして浅植えが適します。鉢底には必ず大粒の鹿沼土とボラ土(1:1)を入れます。堆肥・腐葉土を混ぜた土にていねいに植え、深植えにならないように注意します。土が乾燥しないように適時水をあげます。

肥料

多肥を必要としません。3~4月と9月に油粕と骨粉少々を大さじ1杯程度置肥します。

開花後の手入れ

花が咲いた後早めに花がらを欠き取ります。また、新梢が多すぎる場合は発生後すぐに欠き取ります。

花を摘む時は画像のように根元から切ってください。

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